ヘルパンギーナ

 夏場に乳幼児のあいだで流行する、ウイルスによる夏風邪の一種です。まず高い熱がでて2-3日続きます。のどの奥に小さな水疱(水ぶくれ)が出来る事が特徴で、痛みのため食事ができなくなります。ひどい場合には水分も摂れなくなり、脱水症になることがあります。
  特効薬がありませんので、熱や喉の痛みを和らげる薬が処方されます。
口の中が痛い時には熱いものや塩辛いもの、酸っぱいものはしみて痛がりますので避けましょう。また固いものは良く噛まなければならないため痛みを増します ので控えましょう。プリンやアイスクリーム、ゼリー、冷ましたスープや雑炊、グラタンや豆腐など柔らかく喉にやさしいものが良いでしょう。食事が進まなく なりますので水分を十分に摂るように努めましょう。一度に多く摂れなければ少しずつ回数を増やしてあげるようにして下さい。高い熱がある時や元気がない時 は入浴を避けましょう。
  口の中の痛みが強く、水分があまり摂れない時や高い熱が3日以上続く場合、元気がなくぐったりしてきた場合には小児科を受診しましょう。特に頭痛が強く、吐き気がある場合には髄膜炎を起こした可能性がありますので早目に受診して下さい。