ぞうさんひろば

COVID-19ワクチンに対する日本小児科学会の見解
2022/08/23(火)
日本小児科学会は8月10日に5~7歳全ての小児に新型コロナワクチン接種を推奨しました。その理由として、小児患者数の急増に伴い、以前は少なかった重症例と死亡例が増加し、オミクロン株流行以降は小児特有の疾患であるクループ症候群(仮性クループ)や熱性けいれん、脳症や心筋炎などの重症例が報告されていることです。
ワクチンの効果については世界各国から大規模な研究経結果から、オミクロン株を含めて重症化予防効果が40~80%程度認められることが確認されました。
ワクチンの安全性については12~17歳における副反応の発生率は、若年成人と同等であり、5~11歳における副反応はより軽い傾向が確認させています。心筋炎・心膜炎の発生報告が稀にあるため注意が必要です。
接種後、数日以内に胸痛、息切れ(呼吸困難)、動機、むくみなどの心筋炎・心膜炎を疑う症状が現れた場合には、すぐに医療機関を受診してください。ワクチンを受けた日は激しい運動等は控えるなど、接種後の注意点を十分留意してください。